新・平成霧崎遼樹の日記

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zoom RSS 春の徒然小ネタ集・第1話『必殺有用』

<<   作成日時 : 2010/04/22 15:07   >>

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しばらく前の異常な冷えこみのせいか、少し風邪気味だったのが、ようやく回復した今日この頃です。
さて、こないだ4月になったばかり、もう春だなあとか長閑に思ってたら、すでに後半戦なんですな。
GWも近づき、やらねばならない仕事やら支度やらが、いろいろ差し迫ってきています。
というわけで、今回は、ここ最近の日常を徒然に――


で、まずは毎月、この時期恒例の宣伝を。
明日、4月23日は、必殺DVDマガジン・仕事人ファイル3「必殺必中仕事屋稼業・知らぬ顔の半兵衛」
ファイル4「必殺仕事人・錺職の秀」の発売日です。25日が日曜のため繰上げ発売なのでご注意を。

いわゆる非主水ものでは最高傑作級と呼ばれる、シリーズ第5弾「必殺必中仕事屋稼業」
「必殺仕掛人」藤枝梅安に続きメインを張る緒形拳さんは、蕎麦屋「坊主そば」亭主ながら、博打狂いで
店は女房のお春(中尾ミエ)に任せっきり、偶然から裏稼業に踏みこむことになる「知らぬ顔の半兵衛」



表向きは飛脚問屋の嶋屋おせい(草笛光子)、裏では殺しに限らず、表では解決できない各種トラブルを
請け負う闇の稼業「仕事屋」に、同じく博打好きの陽気なチンピラ、政吉(林隆三)と共に参加。
毎回、ただの殺しに終わらない、厄介な依頼が持ちこまれる凝った脚本に、当初、仕事師としては素人の
半兵衛&政吉が、博打打ちの度胸と機転で難局を斬り抜けるスリリングな展開。
さらに、元締おせいと政吉が実は生き別れの母子という秘密が、全26話通した縦軸になる絶妙の設定。
非主水に限らず、全シリーズ最高傑作に推すマニアすらいますが、あながち過大評価でもないでしょう。

DVD収録作は、素人の半兵衛が初の殺しに挑む姿と、仕事屋チーム結成劇、設定紹介を過不足なく描く
第1話「出たとこ勝負」に、最終話寸前、仕事師として熟達してきた半兵衛&政吉を襲う不測の事態、
そして仕事屋チームと、半兵衛、お春夫婦の破滅への序曲を描く第25話「乱れて勝負」です。

まだ素人だった冒頭から、プロの仕事師として未曾有の危機に対するラスト直前、その間の23話で、
半兵衛さんはなにを経験し、どう変わっていったのか。そして最終話でいかなる結末を迎えるのか。
この2本を見れば、残りの24話も絶対に観たくなる、絶妙なチョイスですな。
半兵衛を演じた名優、緒形拳さんは残念ながらもうお亡くなりですが、冊子には、物語上でも重要な役割を
演じた半兵衛の女房、お春こと中尾ミエさんのインタビューが入るようです。

そして錺職の秀といえば、中村主水、三味線屋勇次と並んで、マニアならずともご存知の有名仕事人。
作品そのものも、後にシリーズの代名詞となる第15弾「必殺仕事人」
当初はシリーズ最終作を想定し、毎回、シリーズ内のタブーに挑んだ傑作目白押しの初期2クールから、
人気安定を経て、万人向けのパターニズム時代劇へと転換。
全84話のロングランを果たし、80年代の後期「必殺仕事人」ブームの発端となった作品です。



秀自身のキャラクターも、それまでのマニア層とは異なる女性ファン層を獲得することに大きく貢献。
作品、キャラ共、いわゆる作風のソフト化、ファミリー時代劇路線へのきっかけとなったことで、マニアの
評価は分かれるものの、「錺職の秀」がシリーズ屈指の名殺し屋であることは論を待たないでしょう。

登場初期の秀は、殺しに爽快感のみを求める粋がったチンピラで、掟より感情に溺れ、判断を誤っては、
主水や左門に鉄拳制裁を食らったり、「汚い大人」代表の主水さんと反目したり、ときには仕事人でなく、
ただの若者の繊細さや純粋さを見せたりと「未熟な若者殺し屋」の設定が物語に貢献していました。

キャラクター人気もあって、様々な角度から「仕事人でありながら普通の若者」として描かれた秀は、
後の「若き仕事人」のアーキタイプにもなり、最新作「必殺仕事人2009」でも、等身大の悩める若者の面は
源太に、まっすぐで汚いことを嫌う若造の面は匳に受け継がれたように思えます。

DVD収録作は、シリーズ中でも異色の開始編、第1話では姿を見せず主水たちを手助けしたのみで終わり、
主水一派、秀とも互いに相手を警戒しつつ動くが、同じ錺職である親友の死、そして殺しの真の苦味を知り、
鹿蔵の下、主水たちと組むことになる第2話「主水おびえる! 闇に光る目は誰?」
そして作風が定番化に入った時期、仕事人ではなくただの若者として知り合った仲間と共に、青春の夢を
追う姿と、その挫折を描く第52話「潜り技 隠し黄金止め」です。

いま気づいたのですが、半兵衛、秀とも、経緯や出演作の数こそ違え、未熟だったアマチュア仕事師が、
数々の修羅場を踏んで凄腕のプロに成熟するという、よく似た裏稼業人生を送っているのですな。
「仕事人大集合」では、現にその後の半兵衛が秀と組んでいたり、三田村さん自身が俳優として緒形さんを
尊敬していたりと、いろいろな意味で縁の深い名コンビの同時刊行といえます。


で、必殺といえば、この4月から開始の時代劇専門チャンネル新企画「必殺アワー」
http://www.jidaigeki.com/special/1004_1/
まずは第10弾「新・必殺仕置人」がスタート。ご存知、中村主水と念仏の鉄、仕置人以来の黄金コンビに、
一発こっきりで射程も短い手製竹鉄砲を使い、標的を確実に仕留める凄腕、巳代松(中村嘉津雄)、
陽気な半人前の調査役、正八(火野正平)に、スリのおてい(中尾ミエ)と、陽気な曲者ぞろい。

今回の鉄チームは、冷徹な掟で江戸の仕置人を束ねる寅の会元締・虎(元阪神タイガース・藤村富美男)、
組織の用心棒で、掟を破った者は遅疑なく葬る殺人マシン、死神(河原崎健三)の傘下。
掟を破ったり、役人の主水が仲間だと知られたりすればチームごと粛清されかねない厳しい状況の中でも、
ガンガン仕事を競り落とし、ビンビン仕置していくシリーズ屈指の痛快作。

すでにDVDボックスを揃えて、何度も観ている作品なのですが、やはり何度観ても面白い。
必殺らしいストーリー性の中にも、役者さんたちの絶妙アドリブや劇画的ぶっとび設定で娯楽性満載。
句会を装ったダッチオークションで、仕置人たちが殺しの仕事を競り落としていく形式、さらに元締役に
元野球選手を起用して、バット形の棍棒で人間を吹っ飛ばしたり、敵が投げた鉄球をバットで打ち返して
逆に仕留めるなんて発想、必殺以外の時代劇で誰が思いつくでしょうか。(笑)

そんな無茶苦茶と、必殺の基本である裏稼業の厳しさ、世の無常などを描くハードなストーリーが無理なく
融合しているのがすごい。必殺の面白さ要素をすべて詰めこみ、見事に仕上げた集大成的な傑作です。

さらに毎週月曜、本編終了後に放送のミニ番組「必殺を斬る」もいいですな。
必殺の最強の「仕掛人」山内久司プロデューサーに、石原興監督(カメラマン)や高坂光幸監督ら、
製作スタッフによる当時の裏話満載。書物などでマニア知識としては知っていることでも、実際に現場で
携わった方々の口から語られると、微妙なニュアンスが伝わって面白いです。
藤田さんの味わい深いナレーションには、少しさびしさも感じてしまいますが……


……と、今回はここ最近の日常小ネタを連ねて書こうと思っていたのですが、ブログ自体をサボってるうち、
意外に小ネタがたまっていて、制限文字数を超えてしまったので、とりあえず今日は必殺ネタのみ。
(単に必殺話に熱が入りすぎたせいかもしれない)
続きは明日以降の記事で記すことにします。まずはこれまで、あらあらかしこ。

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