新・平成霧崎遼樹の日記

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zoom RSS 横溝正史研究+いつもの大江戸呑み食い

<<   作成日時 : 2009/01/31 00:00   >>

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今回の上京最終日。安宿チェックアウト後、あらためて「小桜」さんでお土産を買うため、徒歩でぶらぶら浅草へ。
ついでの道すがら、上野から浅草にかけての下町風景、味のある古民家をじっくり観察。
上野に戻って、今回、最後の「翁庵」さんへ。あまりに寒かったので、まずは熱燗をつけてもらいました。

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冬空を歩いて来た中、甘辛い突き出しを肴に、熱燗を堪能しました。
そしておなじみ、ねぎせいろ大と大ごはんで、セルフかき揚げ丼にして食す。

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この三日間、お昼に通ったおかげで、店のお母さんに顔を覚えられてしまいましたよ。(苦笑)
本当に、何度食べても飽きない、素朴な美味です。上京の際は、また来ます。


さて、この日の用件とは、さる知人に誘われて参加した、横溝正史研究のイベントでした。
正しくは「論創社『横溝正史探偵小説選』完結・戎光祥出版『横溝正史研究』創刊記念講演会」。
ほとんど国民的文学に等しい存在でありながら、大衆文学ゆえ、意外にも、これまで体系的な研究がなされて
いなかった横溝正史について、民間の愛好家が集って、研究発表を行う講演会です。

まずは開催前、誘ってくれたおなじみのMさん、ミステリ系ムックでいつもお世話になっているものの、
お目にかかるのは今回がはじめての、宝島社の編集さんや、イベント主催者の方にお目見え。
さらには、角川文庫版の横溝作品挿画で高名な、杉本一文(いちぶん)画伯ともお近づきに。

ご存知でしょうか、現在の新装版とは異なる、かつての角川文庫版、黒い表紙の横溝正史作品を。
あの淫靡で蠱誘的な数々の表紙絵を描かれた方が、誰あろう、杉本画伯なのです。
中高生の時代、あの表紙絵のイメージが、横溝作品の世界をより膨らませてくれたものです。
古い探偵小説らしく、中にはエッチな絵もあって、当時、書店で買うに買えなかったのもいい思い出です。

表紙画の見本集も見せていただいたのですが、当時、同じ作品でも、版によって表紙絵に別バージョンがあり、
中高生時代、ときどき古書店で見かけたりもしました。さすがに十代当時、表紙絵のために同じ本を買う
踏ん切りはつかなかったのですが、いま思えば、無理しても買っておけとよかったと後悔しています。
(URLは載せませんが、お名前で検索すればバージョン違い含む全表紙絵を掲載したサイトが見つかります)

さて、講演の内容は、日本ミステリ界の巨星、横溝正史について、作品以外にも雑誌などに載ったエッセイや
コメント、対談、連載予告、その他、残されたメモなどから、多角的に研究。
作品をむさぼり読んでいた当時、エッセイ集「真説・金田一耕助」(文庫版)などで、横溝先生の人柄の
楽しさにも触れていた私ですが、実は先生、かなりの芸能通で、当時人気絶頂の、山口百恵ちゃんの大ファン
だったという意外な一面も判明しました。(笑)

また「悪霊島」後に構想されていたものの、逝去により惜しくも執筆されず、いまでは概要しかわからない、
「女の墓を洗え」「千社札殺人事件」に関する話も。設定やシチュエーションだけでも実に魅力的なプロット、

ストーリーで、私でよければ、贋作でも書いてみたい気もします。
そして杉本画伯による、当時の興味深いお話も伺いました。そういえば、あらためて画伯の表紙絵を観ると、
さりげなく本編のヒントや伏線も描かれているものも多いのですな。お持ちの方、よかったら再確認を。

あと、ジャンケン抽選で、角川文庫・横溝正史フェアの際に作られた、画伯の表紙絵がずらりと並ぶ
ポスターを頂戴いたしました。幸運。最高の自分みやげになりました。

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(注・汚い自室で撮影したもので、画像を一部修正しております、ご了承ください)

というわけで、論創社さん『横溝正史探偵小説選』はこちら。

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戎光祥出版さんから今月刊行予定の『横溝正史研究』については、こちらをどうぞ。
http://www.ebisukosyo.co.jp/

その後、二次会では、杉本画伯のすぐ近くにて、歓談しつつアホほど呑み食い。
現在は銅版画家として、海外でも高い評価をうけておいでの画伯からは、横溝作品関係に限らず、味のある
お話をいろいろ伺いました。やはり優れた作品を創られる方は、人としても厚みのある方なのだなあと再確認。

こういう方とご一緒に呑めるというのは、最高の甘露にして、人生でも最高のひとときですな。
おかげさまで酒が進む進む。普段にも増してドアホウなほど呑み倒してしまいました。(苦笑)
で、画伯が帰られたあとの三次会では、流石に酔いつぶれて、ほとんど飲み食いせず寝てましたが。

というわけで、解散後、帰阪バスが出る新宿に移動。
流石にあれだけ呑んだあとでは、呑み直しとまではいかず、出立まで「かあさん」新宿コマ前店で、
ウーロンハイ一杯と、シメのお茶漬け、味噌汁をいただきました。
次の機会は、このお店でもじっくり飲みたいなあと思いつつ、帰阪したのでした。

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